PROCESS パン粉ができるまで

 
PROCESS 01

原料入荷~混ぜる(ミキシング)

原料の入荷からパン粉づくりは始まります。
安全と品質に関わる様々な検査項目が設定された入荷作業は、お客様へ安全なパン粉をお届けするために重要な項目の一つです。
入荷した原料を搬入前に全てチェックし、品質に問題ないことを確認したうえで小麦粉に副原料を加えて混合(ミキシング)を行います。
一回のミキシングで使用する原料は、小麦粉だけでも250kgに及びます。
日々の生活が違うように、生地の状態も毎日違います。
季節や温度、湿度によっても大きく変化する生地を安定して作れるのも、当社が培ってきた技術があってこそなのです。
 
PROCESS 02

発酵~分割

生地が完成したら発酵をさせます。
発酵とは生地の中でイーストが活発に活動した結果、炭酸ガスが発生し、生地が膨らむ現象の事です。パンのボリュームや食感を良くする為に行われます。発酵時間は、長すぎても短すぎてもいけません。発酵には温度が大きく影響するため、ミキシング後の生地は室温を厳しく管理した醗酵室に入れられます。
 
PROCESS 03

成形(バイタ)

発酵の生地は、一定の生地重量に分割され、丸められます。これを成形し型に詰めて焼き上げます。
当社では、焙焼式、電極式の二つの焼成方法を採用しており、それぞれに適した成型があります。
焼成方法、製品の種類によって成型や分割時の生地重量は多岐に渡ります。

 
PROCESS 04

焼く


成形の項目でも述べたように、当社では焙焼式と電極式の二つの焼成方法を採用しています。
焙焼式はガスオーブンを使用し、パンに焼け目を付けます。これにより、一般に食パンと呼ばれるようなふっくらとした山型のパンができます。
焙焼式パン粉はソフトでサクサクした食感が特徴的で、口に含むと香ばしい風味が広がります。
電極式は生地を入れたケースに通電させて焼成を行います。
焙焼とは異なり、焼け目のない蒸しパンのような状態のパンができます。
電極式パン粉は、シャープで均一な形状が特徴で、カラッとした油切れの良さを感じられます。
 
PROCESS 05

冷ます(放冷)

焼きあがったパンは粗熱が取れてから冷蔵庫で約24時間放冷します。
異なる製品でもパンの状態では見分けがつきにくいため、間違いがないよう製造日や品名を記載し、ロット管理をおこなっています。
 
PROCESS 06

粉砕~製品化

粉砕機でパンを砕き、パン粉に加工します。
パン粉の大きさは、この粉砕機に規定の網を設置することで調整します。
粉砕機を通しただけのパン粉は生パン粉、生パン粉を乾燥機に通して水分調整したパン粉は乾燥パン粉、生パン粉と乾燥パン粉の中間の水分値に調整したパン粉はセミドライパン粉と呼ばれます。
いずれも製造時に水分値の測定を行い、品質の安定に努めています。
富士パン粉工業パン粉ができるまで
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